渋谷らくご(12月11日2部)
おはようございます、ぴーさんです。
①11月にPodcastで「渋谷らくごのポッドキャスト「まくら」」を見つける。
②そこで最初に聞いた滝川鯉八さんに心を鷲摑みされる。
③11月に滝川鯉八さんの稲毛の独演会に行こうとしたが、想像つかなくて挫折する。
④12月に渋谷で渋谷らくごに滝川鯉八さんが出ることを発見。渋谷なら、そんなに敷居が高くなさそうだなと思い、ようやく行くことにする。
12月11日の17時から19時の回を観に行くため、渋谷のユーロスペースに向かう。
10分以内に着くので近い。が、ちょいとわかりづらい。
では見てきた感想を。
滝川鯉斗さん
最初に、元暴走族の総長として当時の名古屋の人に迷惑をかけたことを謝罪する。暴走族時代、バイクで走っている後ろをお母さんが車でついてきた話が好き。
噺は、子供を寝かしつけるために軽く昔話のももたろうを語るお父さんに対して、逆に子供が深い桃太郎を語る。子供が博識すぎて凄い。
柳家ろべえさん
街の札付きと言われる二人が、坊ちゃんのお父さんに頼まれて遊郭に行ったことない坊ちゃんを、連れていく噺。坊ちゃんが、あまりにも真面目。
滝川鯉八さん
やっと生の鯉八さん見れた。コンビニにて助六寿司を「温めますか?」と言われてしまい、粋な返事を考えた結果「今日はやめとく!」と答えた。粋だー!!
噺は、米作っているおじいちゃんと、手伝うと邪魔しちゃうからそれを見ているけどおじいちゃんに構ってほしいおばあちゃんの超じれったい話。いつでも青春。
おばあちゃんの「お米を50年も作ってるんだから、手を抜くところは手を抜いたらいいじゃない!」に対しておじいちゃんの「まだ50回しか作ってないんだ、まだまだだ」という返事がめちゃくちゃ格好いい。
入船亭扇里さん
噺は吹雪いている冬山に帰途を急ぐ旅人。明かりがついている一軒を訪ねると、そこには昔一回だけ会った事があるがそのあと心中未遂を起こしていなくなった花魁が住んでいた…。
これぞ落語って感じ。声の抑揚が安定していて、心地よさから少しうとうとしてしまいました。
2時間で、一人30分間の持ち時間なんだけど、3時間4時間くらいいたような密度の高い渋谷らくごでした。1月も行くつもり。次は立川左談次師匠も聴いてみたい。